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【防災】不味い!飽きる備蓄の保存食料!美味しく食べて被災生活で衰弱しない方法

【防災】不味い!飽きる備蓄の保存食料!美味しく食べて被災生活で衰弱しない方法

震災時にはライフラインや交通が途絶える事が予想されますので、飲料水や食料が手に入らなくなる事が予想されます。それに備え食料を備蓄しているご家庭も多いと思います。市販されている「備蓄食料セット」などは、最新の保存食料が一式揃っていて人気です。
しかしながら備蓄しておいた食料は、本当に実践的なのでしょうか?震災時に、用意しておいた備蓄食料だけを家族で食べ続ける生活に何日間耐える事ができるのでしょうか?

今回は備蓄食料を美味しく食べ、被災生活で衰弱しない備蓄メシについてエントリーしてみたいと思います

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本当に備蓄食料で生き延びられる?

南海トラフ巨大地震対策の最終報告では、救援物資が行き届くまでの時間を考え、食料や飲料水、乾電池、携帯電話の電池充電器、カセットコンロ、簡易トイレ等の家庭備蓄を1週間分以上確保する必要があるとしています。しかしながらソレは最低限の備えであって、実際には14日分の備蓄が安心レベルと言われています。「最悪で2週間もの備蓄食料生活を強いられる可能性がある」という事になりますね。

一般的に備蓄食料といえば缶詰・アルファ米・レトルト食品を買いだめするという認識になっています。しかしながら保存食を3食 x 人数分 x 7日という単純計算だけで備蓄していませんか?

下の画像▼のような食事だけで、何日もお腹を満たす辛さを想像してみた事がありますか?

普通の料理でも毎食が同じような食事では食傷気味になるのに、それに加え保存食の不味さは身に染みるでしょう。ほとんどの人が食事が苦痛になり、食欲も湧かず衰弱してゆく事が目に見えています。

登山メシを参考に!

例えば 登山でのテント泊は、食料を豊富に持ち込めるキャンプとは違い ザックで持ち運べる食料と水のみで過ごすことになります。当然クーラーボックスもありませんので、レトルト食品やドライフードが中心で、極力ゴミも出さない食事が要求されます。極めて震災時の備蓄食事に近い状況になります。
しっかりエネルギー補給する必要がありますが、メリハリのない保存食ばかりだと飽きて食欲が湧かず下山時には衰弱してしまいます。

しかしながら実は登山メシは、皆さん工夫して保存食調理を楽しみにしており結構美味しく頂いております。そのため1食単価が結構高く付きますが、縦走など3・4日間程度なら美味しい保存食生活を堪能して下山します。

一例を挙げると、定番の「尾西のアルファ米」と、こちらもドライフードの定番メーカー「アマノフーズの畑のカレー」と「牛とじ丼」は美味しいです▼

このような保存食をベースに、カレーにボイルしたソーセージを入れたり常温保存が可能なハンバーグを乗せたりします。それに加えスープ・味噌汁などで1食ですね。
自宅での被災生活をする場合、レトルト食品の具は1・2日間は冷蔵庫に残っている食材を使う事ができると思います。カセットコンロで簡単な調理してレトルトカレーに入れるなどが可能ですね。

またクラッカーや乾パンを食べるくらいなら、個人的にはお餅がお勧めです

実際に私は餅を登山に持って行きますが、日持ちがしますしお腹も膨れます。常にお腹を空かせている育ち盛りのお子さんが居るご家庭では必須備蓄だと思います。何より海苔を巻いた磯辺焼きは美味しいですよね。
※カセットコンロの上にフライパンにアルミシートを乗せて焼いても良いですが、私は焼き網を用意しています。

登山での楽しみは、加工食品の組み合わせとちょっとした調理です

ちょっとだけ調理

備蓄生活の時には水道が止まっている事が予想されますので、後始末が必要な鍋などを使った調理はできません。しかしながら少し工夫するだけで保存食が美味しく変身します。
例えばレトルトカレーに魚肉ソーセージを入れたり、アルファ米にお湯を入れる時に一緒に少しチキンラーメンを入れるだけでも違います。また鯖の缶詰をコンロに掛け、チューブのニンニクと醤油を垂らして少しグツグツ温めると良いオカズになります。

チキンラーメンは簡単調理に万能▼

登山メシのように限られた保存食料を上手く組み合わせ、簡単な調理をすることが飽きずに食べるコツです。備蓄食料を考える時には「組み合わせ食材になり得るか」という事も重要な要素だと思います。

メリハリある献立が大切

私はテスト的に備蓄しておいた食料だけで5日間暮らしてみた経験があります。その時に痛感したことが「保存食だけの単調で味気の無い食生活」の厳しさです。

そこで備蓄生活時の朝ごはんは「レトルトおかゆ」の朝粥をメインにしてメリハリを付けることに決めています▼

それに加えて1日1度の贅沢メニューの導入!

例えば袋入りの「おでん」は4・5ヶ月常温保存が効きます。我が家では「おでん」もローリングストックしており、期限が切れそうになると買い足して期限切れの物を食べるようにしています。

それ以外にも少し贅沢で美味しそうなレトルト食品を幾つも備蓄するようにしています。お歳暮・お中元などで頂いた高級レトルト食品の多くは、備蓄食料に回って期限切れを待っています。基本的に1日1食のゴージャスな食事を目標にメニューを組んでいます。

次の食事もレトルトカレーかフリカケと缶詰ご飯。。といった先に希望が持てない食事が続くほど辛いものはありません。1日1回の美味しい食事を楽しみにできれば、他の食事は我慢することができるでしょう。

まず試食を!

以前、備蓄したレトルト食品が消費期限切れ間近になり家族で食べた時、味が酷くて誰も食べられなかった経験があります。また家族の誰かが味が苦手で、口にすら入れる事ができなかったという保存食もありました。

実家の母が大量に備蓄していた安売り店のレトルトカレーとハッシュドビーフは、耐え切れない人工的な不味さでした。もったいないのですが全部破棄することになりました。

このレトルトカレー事件で「被災時にこれしか食料が無かったら」。。。と恐ろしくなりました。それ以来、我が家では備蓄する前に試食して家族会議に掛ける事にしています。これが意外と面白い結果になり、XX専用という備蓄食料も幾つか増えました。実際に食べてみて良かったと思います。

まとめ

私の周りでは「すぐに炊き出しや救助の差し入れ弁当が来る」と2・3食だけしか備蓄していないご家庭が多いです。中には乾パンやクラッカーと水だけを備蓄しているご家庭もあります。乾パンやクラッカーは飢餓状態を生きる時にしか食べません。逆に喉が渇いて実用的では無いでしょう。
備蓄食料は「緊急時に一時的に腹を満たせば良い」という意識では無く、1週間も実食する事を想定して購入する事を強くお勧めします。

私は登山時以外にも備蓄食料だけで食事をしたり、晩酌のつまみを作ったりしています。当ブログ上で簡単調理の「備蓄メシ」として合計金額・カロリー・調理法をご紹介する予定です。

 

 

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