温めて食べる系の備蓄食料は、数食だけで飽きてしまいます。
避難生活や登山テント泊など、備蓄系の食料を連続で食べた事のある方なら経験があると思いますが、美味しいと思えるのは1~2日まで。
それ以降は、食事が苦痛に変わります。
私は、日常で備蓄食料生活を試してみたり、数日間の縦走登山に行ったりと、何度も備蓄食料だけで暮らした事があります。
経験上、備蓄生活はレパートリーを増やしたり味や食べ方を工夫できないと厳しいです。
麺類、アルファ米、おかゆ、雑炊など、基本的なレトルト食品やドライフードが中心になりますが、保存できるパンをメニューに組み込むと備蓄生活の幅が大きく広がります。
今回は備蓄の「パン食のススメ」についてエントリーしてみます。
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備蓄パン
備蓄できる缶に入った”缶詰めパン”が話題になり、メディアなどで良く取り上げられましたが、最近では備蓄パンがメジャーになっているので、比較的に入手も簡単になりました。
価格もお手頃になっていますので、2日に1食など備蓄食料生活のメニュー組み込んでおくと、飽きた頃にパンを食べる事ができて食欲が戻ってきます。
パンの缶詰
最近では、缶詰のパンも単に長期保存できるというだけではなく、色々な味があって美味しくなりました。
ライ麦パン
私はライ麦パンが好きで、普段から良く食べるのですが、輸入食材ショップなどで購入しています。
私が買っているプンパーニッケルは、消費期限が8カ月以上あるので、消費しながら備蓄するローリングストックの対象にしています。
ただしライ麦パンは癖があって好き嫌いが分かれます。食べた事の無い方は、試食してから備蓄に回す事をお勧めします。被災時に嫌いで食べられないという事にもなりかねませんからね。
普段はチーズやハム、ソーセージ、テリーヌ 、パテなどを乗せて食べていますが、ジャムと消費期限の長いパン用の瓶入りのパテを一緒に備蓄しています。
備蓄パン食のススメ
備蓄と言うと、白米とレトルトカレー、缶詰、カップ麺といった、ありきたりな「ザ・備蓄」的な食料を買い置きしてしまいがちです。
しかしながら現実的に考えて、数日間に渡ってザ・備蓄食料ばかりで耐えられるでしょうか?
備蓄生活は日々、精神的に疲弊してゆく事が想定されます。そんな中で、無味乾燥な食事は喉を通らなくなります。
そこで現実的なメニューを想定して、5~7日間程度の”飽きない献立表”を実際に作成してみると現実が見えてくると思います。
私は、備蓄朝食には今回ご紹介したパンと雑炊を交互にメニューを組んでいます。また餅も万能ですよ。
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